地域に密着した総合診療クリニックとして、内科・胃腸科・消化器内科・内視鏡内科・皮膚科・外科・整形外科・リハビリテーション科・小児科・アレルギー科・在宅診療・訪問看護・緩和ケアと幅広い診療に対応しています。
基本的にどのような病気でも、どのようなご相談でもお受けいたします。もちろん、症状によってはすべてが完結できるわけではありませんが、『ここから先は診られません』ということにならないよう、グループ内でシステムをつくりあげてきました。
家族で来られる場合、風邪などであれば小児から大人までご家族一緒に当院で診ることができます。高齢になり通院が困難になってきた場合は、訪問診療やニーズにあった高齢者施設をご紹介できます。
近年在宅療養のニーズが高まっていますし、終末期についても住み慣れたご自宅で過ごし、静かに最期を迎えたいという方も増えています。当院、そして当グループでは0歳から100歳まで、地域の皆様を面で支えるシステムづくりをし、それを最大限に生かしています。
また、速やかに画像診断を行うため、最新機器を備えた内視鏡センターを設置しています。経験豊富な内視鏡専門医が胃カメラや大腸カメラの消化管の検査を行い、食道がんや胃がん、大腸がんの早期発見及び治療に取り組んでいます。何かあれば画像だけでなく触診や慎重に診断するということをポリシーとしています。そのときのご本人の病状だけでなく、そこに至る生活上の問題点や精神的な背景もありますので、時間の許す範囲でお話を伺いながら治療に結びつけられるよう丁寧な診察を心がけています。

来院の敷居が低いクリニックをめざしています。患者様によっては、どういうことを相談していいのかわからない、聞き方をきちんとしないと診てくれないのではないかという心配の声を聞くことがありますので、「どうぞ、お気軽にきてください」とお伝えしたいです。他の医療機関で「うちはそういう診療科ではないので診られません」と断られ、当院に来られる方もいらっしゃいます。本当にクリニックを受診する必要があるのかどうかという疑問を持って、来院できずにいる方もいらっしゃると聞きます。
ですから、あまり深く考えずに来院いただき、お話を伺ったうえで『それでは治療をしてきましょう』、あるいは『クリニックにきていただきましたが、ここだけ注意すれば、あとは特にお薬は必要ありませんよ』というように柔軟に診させていただきます。
気軽に来ていただかないと、病気、あるいは病気かもしれないという心配をご自分で抱えこんでしまうことになりますから、領域関係なく、何でも相談にきていただきたいと思います。もちろんここで対応ができないことに関しては、適切な紹介先をご案内させていただきます。

心臓外科医時代には、高血圧や糖尿病、肥満など生活習慣病を悪化させて手術となる方も多く、悪くする前に止めることはできなかっただろうかと悔しく思うこともありました。当院で総合診療に携わることは、健康を根本から守るお手伝いができることであり、根っことして同じ病気に向き合うことです。
当時の思いもあわせて、生活習慣病の予防・治療に力を入れています。生活習慣病の予防に重要な食事指導・運動指導については、医師からのアウトラインや管理栄養士の指導、運動機能の専門家である理学療法士の指導を組み合わせ、患者様の生活習慣病の改善に向けたサポートをさせていただいています。

繰り返しになりますが、とにかく敷居を低くして、何でも相談に乗るという姿勢でやっています。健康上の不安を抱えて、相談だけでもしたいという場合も、気軽に来ていただき、何でも尋ねていただければと思います